印刷において最高のコントラスト値(メリハリのきいた印刷物)で印刷をするという事は
理想的であり、非常に大切な事であります。
そこで重要なのは紙質によるインキ適正膜圧がそれぞれの用紙によって違うという事です。弊社では紙を4種類に分類し、4種類のターゲット値を作成し、それぞれに合った適正膜圧で印刷をするということを前提においてカラーマネージメントシステムを構築しています。
CTP出力ではそれぞれの印刷機の違った用紙から得られたデータを基にキャリブレーションを12種類作成し、機械別・用紙別に網点カーブを変化させて刷版の出力を行っています。それをする事により、機械の個体差をなくし、どの機械・用紙で印刷しても色調の誤差がなく(△E3.0以下)で安定した印刷物を提供する事が可能となります。
それと同時に紙質の違いによる4種類のインキジェットプルーフの出力も可能にし、印刷プロファイルを運用して自社印刷物との色調誤差を△E3.0以下までを可能にしています。同じデータでもコート紙と上質紙では全く色調が違います。この違いをプルーフでも再現することが出来るということです。
同様に各モニターもキャリブレーションを行い、自社印刷プロファイルを運用することによって、紙質の違いをシュミレーションすることが可能となります。また、画像修正も自社印刷物をシュミレーションすることによって、非常に高精度な色調レベルの要求が容易なものとなります。
鈴木美術印刷では「印刷=プルーフ=モニター」といったハイレベルなカラーマネージメントシステムをご用意して皆様をお待ちしております。 |